多汗症とは

多汗症とは

暑くもないし、運動もしていないのに多量の汗が出てしまうという症状を多汗症といいます。

これは汗のメカニズムが異常になってしまっている状態で、男女ともに出てしまう症状で多くの人が悩んでいます。

基本的に汗というのは体温を調節したり、緊張するなどのストレスによって発生するものです。

それに対して多汗症は、体温調節が必要ないときやリラックスしているときにでも汗が出てしまう病気になります。

しかし、一言で多汗症と言っても全身から出るものと局所的に出るものの二種類があり、対処の方法が異なってきます。
また、どちらも他の疾患が原因の続発性と原因のわからない原発性があります。

全身性は文字通り全身に多量の汗をかく症状です。
結核や婦人病、ホルモンバランスの崩れや更年期障害、急性リウマチなどの疾患が原因で発症するとされています。

多汗症の症状で多いのが局所性です。
脇の下や手のひら、足の裏、頭部など体の一部分だけ多量の汗をかく症状になります。

緊張などのストレスによって人は汗をかきますが、これは自律神経の働きによるものです。
自律神経の交感神経が過度に敏感になることによって多量の汗が発生すると考えられています。

しかし、精神的なストレスだけが原因で発症するわけではないため、何故多量の汗が発生しているのかを理解することが大切です。

治療する方法も様々なものがあります。

イオントフォレーシスは水の入れた容器に直接電流を流して、その中に手や足を入れることによって行う電気治療です。

電気によって汗腺細胞の働きを活性化するのを抑制して汗の分泌を抑える治療方法で、80%以上の人に効果があるとされています。

しかし、中断すると症状がぶり返してしまうため、継続して治療を行うことが必要です。

手軽で一般的な方法としては、塩化アルミニウムを塗ることによる方法が挙げられます。
塩化アルミニウムは抑制剤などに使われる成分で、塗ることによって汗腺を塞ぐ作用が得られます。

単純に汗腺を塞ぐだけの治療方法のため、根本的な改善にはならず一時的に汗を抑える方法になります。

体質や精神状態を改善することで治療したい場合には、漢方薬を使った方法が効果的です。

漢方薬は更年期障害の緩和、精神的不安からくる症状などにも使われており、種類によって自分にあった症状にあった薬を処方してもらうことができます。

直接的に汗を抑制したい場合には、ボトックス注射が人気です。
ボツリヌス菌を利用した薬を汗が気になる部分に注射することによって神経伝達物質の働きを抑制して汗腺の働きを抑制して汗をかきにくくします。

汗を出す神経伝達物質はアセチルコリンという物質です。
その働きを抑える薬も対策になります。
抗コリン薬というもので内服することで効果を発揮します。

局所的な使用はすることはできず、全身の冴えが出にくくなります。

その他の対処方法としては、手術によって交感神経節を切断することによって汗を抑える方法も一般的になってきています。

ただし、気になる部分の汗を抑制する代わりに、別の場所の汗がかきやすくなるという副作用もあります。

様々な方法がありますが、セルフケアしていくことも重要です。

ストレスが原因の一つになるため、なるべくストレスを溜めないように日頃からスポーツや趣味などを行ってストレス解消をするように心がけていきます。

運動をする場合には、自律神経をリラックスする効果のあるヨガなどがオススメです。

食生活も汗腺を刺激する食事はなるべく避けるようにします。
肉類やスパイスなどは発汗につながるため、なるべく避けるようにしていきます。

自律神経を整えるには規則正しい生活を行っていくことなども大切です。

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